髄膜炎の症状?後遺症はあるの?

公開日:  最終更新日:2018/03/07

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発熱や頭痛など風邪と同じような症状が出る病気はたくさんあ
りますが、髄膜炎もその一つです。後遺症が残る可能性もあり
ますから注意したい病気です。

ここでは髄膜炎とはどのような病気なのか、症状や原因につい
て詳しくご紹介しましょう。




髄膜炎 症状?

髄膜炎はその名の通り、髄膜に炎症が起こる病気です。髄膜と
は、脳と脊髄を覆っている組織膜で、脳と髄膜を保護する役割
があります。この部分に何かしらの炎症が起こり、さまざまな
症状が現れます。

髄膜炎は、大人でも子供でもかかりますが、大人と子供では現
れる症状が違いますから注意しましょう。大人の場合、初期症
状が風邪とよく似ていますから、まず髄膜炎であると気がつく
人は少ないですね。

髄膜が炎症を起こしているので発熱を伴いますが、38度を超え
ることがほとんどです。頭痛も良く見られる症状で、これも初
期症状の一つです。後頭部などの一部に痛みを感じるケースも
ありますが、ほとんどの場合では頭部全体が痛くなりますよ。

頭部を振ったり身体を動かすなどの動作で痛みが増します。項
部硬直も髄膜炎でよく見られる症状で、首の後ろの筋肉が緊張
した状態になります。鼻水やくしゃみ、鼻づまり、嘔吐などの
症状もよく見られますよ。

大人の場合、初期症状が風邪と似ていて血液検査をしても特に
異常が見られないこともあります。ですから、病状が進んでか
ら髄膜炎であると診断されるケースもあるのが厄介な点です。

小さな子供の場合、発熱だけでなく、反対に体温が下がること
もあります。大人と同様に嘔吐もよく見られる症状です。嘔吐
が続く場合には、子供の場合は特に脱水症状になりやすいので
注意が必要ですね。

不機嫌な状態が続いたり、ミルクやおっぱいを飲まなくなるな
どの症状も見られます。これは髄膜炎に限ったことではなく、
言葉の代わりに不調であることを訴えるサインです。ミルクや
おっぱいを飲まない、機嫌が悪いなどの状態が続くようなら、
どこかに痛みや不調のあるサインと思ってくださいね。

発熱が3日くらい続いてからけいれんが現れたら髄膜炎の可能
性が高いと思ってください。けいれんが1時間以上も続けば後
遺症のリスクも出てくるのですぐに病院を受診しましょう。

小さな子供は、自分で症状を正確に訴えることができませんか
ら、周囲の大人が早めに異変に気がついてあげることが大切で
すね。いつまでもぐずったり、ぐったりしているようなら、ど
こかに不調があるサインです。




髄膜炎 後遺症?

髄膜炎は、髄膜が炎症を起こる病気ですが、その炎症の原因や
対処の仕方によっては後遺症のリスクが出てきますよ。ウイル
スなどによって炎症を起こすケースと細菌感染によって炎症を
起こすケースがあるのですが、後遺症のリスクがあるのは細菌
感染による髄膜炎です。

細菌感染による髄膜炎のことを細菌性髄膜炎と言い、大人でも
子供でも後遺症のリスクがあります。大人の場合、細菌性髄膜
炎の致死率はおよそ20%と言われており、命が助かっても30%
ほどに後遺症が残ると言われていますよ。

子供の場合には、致死率が5%以下と大人よりも低いです。後
遺症の発生率は15%程度と言われていますが、これも感染する
細菌の種類によってはこれよりも高くなります。肺炎球菌によ
る髄膜炎では20%から30%と、後遺症の発生率も高くなります。

細菌性髄膜炎の後遺症では、難聴などの聴覚への異常が見られ
るケースが多いです。また小さな子供の場合、脳室に髄膜が溜
まってしまうこともあるため、これが進行すれば頭部が大きく
なる水頭症になるケースもあります。
大人の場合には、けいれんが後遺症として残ることがあります。


髄膜炎 原因?

髄膜炎の原因は、細菌とウイルスです。細菌感染による髄膜炎
のことを細菌性髄膜炎と呼び、ウイルスによる髄膜炎のことを
無菌性髄膜炎と呼びます。細菌性髄膜炎の主な原因菌はヒブと
肺炎球菌です。鼻やのどの奥などに存在している菌で、通常健
康な状態の時であれば害を及ぼすこともありません。

しかし免疫力の低い小さな子供や高齢者は感染症を起こすこと
があり、細菌が血液中に侵入して髄膜にまで感染が及ぶと細菌
性髄膜炎になります。他に、黄色ブドウ球菌やB群レンサ球菌、
大腸菌、髄膜炎菌なども髄膜炎の原因菌となりますよ。

この中で特に注意が必要なのが髄膜炎菌による髄膜炎です。日
本での症例は少ないですが、感染力が強く進行も早いのが特徴
です。発症からわずか2日以内で死の危険もあると言われてい
ますよ。

細菌性髄膜炎は重症化しやすく後遺症のリスクも高いですから、
乳児は予防接種を受けて予防することが大切です。ウイルスに
よる無菌性髄膜炎は、ほとんどエンテロウイルス属が占めてい
ます。

このエンテロウイルスによる感染症は、毎年夏から秋にかけて
流行するので注意が必要ですよ。乳児や幼児など小さな子供よ
りも年長くらいから小学生などの子供に多いのが無菌性髄膜炎
で、細菌性髄膜炎よりも症状は軽いです。


まとめ

髄膜炎の中でも注意したいのが細菌性髄膜炎で、後遺症を残す
ケースも少なくありません。乳幼児や高齢者は特に注意が必要
で、初期症状が風邪と似ていますがおかしいなと思ったらすぐ
に病院を受診しましょう。

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