脳性麻痺の症状?原因は何なの?

公開日:  最終更新日:2018/02/23



首座りが遅い、おっぱいを上手に飲んでくれないなど、乳幼児
を抱えるママは心配ごとがたくさんありますね。あまり心配し
過ぎるもの問題ですが、運動発達の遅れが目立つようなら脳性
麻痺の可能性もあります。

心配し過ぎもいけませんが、正しい知識を持っておくことも大
切です。


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脳性麻痺 症状?

脳性麻痺は、乳児1000人中およそ2人から4人に発生すると言わ
れています。早産のケースでは、10倍にまで発生率が上がると
も言われています。脳性麻痺はまだ赤ちゃんがママのお腹にい
る頃から、生後28日までの新生児期と言われる期間に何かしら
の影響で脳に損傷が加わることで起こる運動や姿勢の障害のこ
とです。

多くの場合、運動能力の遅れが目立ったり異常な姿勢や運動の
仕方で発見されます。生後6か月くらいまでの赤ちゃんは、ま
だあまり運動もしませんが、首座りが遅かったり母乳やミルク
を上手に飲めないなどの症状が見られます。

ハイハイやつかまり立ちをする時期になってもなかなか上手に
できなかったり、興奮した時などに手足をつっぱったりと異常
な姿勢が見られることもあります。何かしらの原因で脳に損傷
が加わっているために、運動スキルの獲得が遅れる、姿勢が異
常になるなどの症状が見られます。

私たちは意識しなくても動かしたいように身体を動かすことが
できていますが、これは脳の神経がスムーズに筋肉に向けて信
号を送っているからです。筋肉をこのように使って身体をこの
ように動かして、と脳から筋肉へと神経システムを通じてサイ
ンが送られているのです。

しかし脳性麻痺は、この神経システムが脳の損傷でスムーズに
働かなくなっている状態です。ですから思うように身体を動か
すことができず、正しい姿勢が出来ないという症状が起こるの
ですね。

また脳の損傷部位や範囲などは一人ひとり違うので、脳性麻痺
の赤ちゃんに同じような症状が見られるわけではありません。
そして脳性麻痺が子供の成長過程においてどこまでの影響を与
えるのか、どのような症状を起こすのかは一人ひとり違います。


脳性麻痺 原因?

出産前後に脳が損傷を受けることで発生する脳性麻痺は、何か
特定の一つの原因で発生するというよりも、いくつかの原因が
重なって起こっていると考えられています。脳性麻痺の発生原
因はさまざまなことが考えられていますが、大きく3つの症状
が脳性麻痺に影響していることが分かっています。

まず、低酸素性虚血性脳症です。出産時に仮死状態で生まれて
きた場合、酸素が脳に十分に行き渡らず脳に損傷が加わります。
核黄疸、ビリルビン脳症の脳性麻痺の原因になっていると言わ
れています。新生児によく見らえる黄疸が原因で起こる症状です。

ビリルビンという物質が黄疸の原因となっているのですが、こ
れが脳に損傷を与えてしまいます。脳室内出血、脳室周囲白質
軟化症は、どちらも早産や未熟児が原因で発生することがある
症状で、脳性麻痺にも影響していると考えられています。

新生児の脳内に出血が見られるのが脳室内出血です。脳室周囲
白質軟化症では、脳を取り囲む白質と言われる部分に血液が行
き届かず損傷を起こします。他に、遺伝子や染色体の異常など
の遺伝的な要素や、脳の中枢神経の奇形、感染症などが考えら
れていますよ。

これらは妊娠中の原因ですが、感染症以外は防ぎきれるもので
はありません。ワクチン接種で予防できる感染症もありますか
ら、妊娠中には感染症には十分に注意が必要です。また、出産
時の新生児の呼吸障害やけいれんなども脳性麻痺の原因になる
ことが分かっています。

出産後にも、頭部損傷や呼吸障害、てんかん、頭蓋骨内出血な
どで脳が傷つき、脳性麻痺を発症するケースもあります。この
ように脳性麻痺の原因となる要素は実にさまざまですが、周産
期と妊娠期間中に脳性麻痺が起こりやすいことが分かっています。

複数の原因が重なっていて、その原因の特定も難しいことから、
完全に脳性麻痺を予防できる方法はないと言われています。


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脳性麻痺 治療?

脳性麻痺を完治させる治療法は、現代の医学をしてもできない
と言われています。脳の損傷そのものを治す医療技術はないも
のの、適切な治療を行うことで今現れている症状を緩和したり
改善していくことはできます。

具体的な治療方法としては、リハビリテーションによる治療が
あります。リハビリテーションセンターやリハビリ科のある病
院で治療が行われています。リハビリの専門医が脳性麻痺の症
状を見ながら、一人ひとりに最適なトーレニングを行っていま
すよ。

リハビリテーションによる治療には、理学慮法や作業療法、言
語聴覚療法などがあります。理学療法は、姿勢や運動の障害を
緩和するために行う運動療法と、マッサージや電気刺激などで
痛みを緩和する物理療法の組み合わせで行われる治療法です。

作業療法は、理学療法で獲得したスキルを日常生活でも生かせ
るように行われる治療で、さまざまな作業活動を行って訓練し
ていきますよ。言語聴覚療法は、話すことや聞くことに障害が
ある場合に行われるもので、発生訓練や飲み込む訓練などを行
っていきます。


まとめ

脳性麻痺は、リハビリテーションによる治療の他に、家庭での
療育などで障害を軽くしていくことができます。日本では脳性
麻痺のある人へのさまざまな支援制度が整備されていることも
知っておきましょう。

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