乾燥肌の体質改善にはどんな食事がいいの?運動は?保湿は?
空気が乾燥する秋から冬にかけては乾燥肌がさらにひどくなって辛いと
いう人も多いのではないでしょうか。
乾燥肌の改善には保湿ケアをこまめに行うというのが一般的だけど、実
は食生活や運動なども大きく関係しています。
乾燥肌は体質から改善していくことが大切で、そのためには食事の見直
しや適度な運動、さらに正しい保湿ケアが必要です。
乾燥肌の体質改善にはどんな食事がいいの?
秋冬は乾燥肌の人にとって特に辛い時期。
うるおいのないカサカサの乾燥肌はあらゆる肌トラブルを引き起こす原
因にもなるので、早めに改善しておくことが大事です。
乾燥肌の改善ではスキンケアが重視されるけど、実は食べ物で内側から
ケアしていくことも大切ですよ。
栄養が偏った食生活や睡眠不足などの不規則な生活習慣、加齢などいく
つかの原因が重なって肌のターンオーバーが乱れてしまうことで肌が乾
燥してしまいます。
なのでうるおいのある肌を保つためには、バランスの良い食生活を心が
けることも大切なのです。
いろんな栄養素があるけど、特に美肌のために役立つのが皮膚の元にな
るたんぱく質で、これが不足していると肌のツヤ、ハリも低下してしま
うことに。
良質なたんぱく質を含む食材は大豆製品や卵、お肉や魚、乳製品で、同
時にビタミンB群も一緒に摂ると吸収力が高まります。
特にビタミンB2とビタミンB6はたんぱく質の分解合成に関わるビタミン
なので、たんぱく質とセットで摂るのが効果的。
カツオやマグロ、レバーや玄米、クルミなどにビタミンB2とビタミンB6
が豊富に含まれていますよ。
肌のターンオーバーをサポートする働きがあるオメガ3脂肪酸も積極的
に摂りたい栄養素です。
オメガ3脂肪酸とは青魚に多く含まれているDHAやEPAのことで、他にア
マニ油やえごま油にも豊富に含まれているのでオススメ。
同じく肌のターンオーバーをサポートしてくれるのがビタミンAで、緑
黄色野菜やレバー、卵黄などに豊富に含まれています。
他にも美白で知られるビタミンCやエイジングケアに欠かせないビタミ
ンEも積極的に摂りたい栄養素です。
このように乾燥肌対策にオススメの栄養素を挙げていくと、魚や大豆な
どのたんぱく質やビタミン豊富な野菜や果物を積極的に食べると良いこ
とが分かりますね。
玄米やナッツ類なども乾燥肌の改善に役立ちそうです。
乾燥肌の体質改善には適度の運動が必要?
乾燥肌を体質から改善していくためには、適度な運動で汗をしっかり流
す習慣を持つことも大切です。
実は乾燥肌で悩まされている人は運動不足であることが多いようで、一
見乾燥肌と運動には関係がないように思えるけど実は深い関わりが。
先ほども紹介したように、乾燥肌を招く原因にターンオーバーの乱れが
あります。
運動不足になると血行が悪くなり肌の新陣代謝も低下して、乾燥肌など
の肌トラブルを招きやすくなるのです。
適度な運動を行うと全身の血行が良くなってポカポカしてくると同時に、
肌の新陣代謝も良くなって滞っていた肌のターンオーバーも正常に機能
するように。
血行が良くなると肌に必要な栄養素も届きやすくなり、汗もかくので皮
脂分泌や肌の水分量もアップしてうるおいのある健康な肌になるという
わけです。
カサカサの乾燥肌の人は血色も悪く、貧血気味という人も多いはず。
適度な運動は肌のためにも健康のためにも良いことなので、少しずつで
も良いので無理のないところから始めてみるのがオススメですね。
激しい運動はしなくても良くて身体がポカポカ温まる程度、20分から30
分ほどウォーキングしてみては。
運動する時間がないという人も、通勤時に一駅前で降りて早歩きをして
も効果があるでしょう。
乾燥肌の体質改善には保湿はどうするの?
乾燥肌を改善していくためには、もちろん毎日のスキンケアも欠かせま
せん。
ただし、正しいやり方をしないと思うような効果が得られないこともあ
るので注意してくださいね。
ローションで水分を与えて油分でフタをするというのが従来のスキンケ
アの基本だけど、実は乾燥肌の人にはこれでは不十分。
乾燥肌というのは、肌の水分保持力が低下している状態です。
角質層にある細胞間脂質や天然保湿因子、皮脂が肌のバリア機能となっ
ているけど、乾燥肌はこれらの成分の生成力が衰えている状態。
肌の水分保持力は細胞間脂質や天然保湿因子、皮脂で支えられていると
いうわけです。
乾燥肌を改善するためには、水分ではなくてこの細胞間脂質や天然保湿
因子を補うのが効果的。
細胞間脂質の主要成分がセラミドで天然保湿成分の主要成分がアミノ酸
なので、これらの成分が配合された化粧品を選ぶことが大事です。
乾燥肌に不足している成分は他にもコラーゲンやヒアルロン酸などで、
これらの成分が配合された保湿化粧品を使ってお手入れしていくと良い
でしょう。
それと同時に、乾燥肌を引き起こす過剰なクレンジングや洗顔をしない
ことも大切なポイントです。
まとめ
乾燥肌を体質から改善していくためには、食事や運動によるアプローチ
も必要です。
たんぱく質やビタミンなどを積極的に摂るバランスの良い食事で内側か
らのアプローチをして、適度な運動で代謝を高めることも乾燥肌の改善
に有効です。
乾燥肌対策の基本となるはやはり保湿ケアで、乾燥肌に不足した成分を
補うことや肌の保湿成分を奪わないクレンジングや洗顔を心がけていき
いましょう。