てんかんの原因?症状はどんなの?

公開日:  最終更新日:2018/03/08


てんかんは、慢性的な脳の疾患で、年齢や性別問わず老若男女
問わず誰もが発症する可能性があります。日本ではてんかんの
患者が実に100万人もいると言われていますから、これは100人
に1人の割合です。

てんかんとはどのような病気で原因や症状、対処法について詳
しくご紹介しましょう。


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てんかん 原因?

突然意識を失って倒れ、けいれんを起こすというてんかんの発
作が慢性的にくり返されるのがてんかんです。とても身近な病
気であるものの、その原因を知らない人も多いでしょう。

意識を失って倒れたり、けいれんなどを起こすのは大脳の神経
細胞が過剰に興奮してしまうからです。大脳とは脳の表面を覆
っている部分のことで、複雑な思考などに関わる神経細胞が働
いています。

大脳にある神経細胞は、筋肉を正しく動かしたり適切な運動が
出来るように微弱な電流を流しています。さまざまな動きを実
現するために、それに必要な機能に関係する神経細胞に電流を
流してスイッチを入れているのです。

大脳にはさまざまなニューロンがつながり合い、複雑な思考や
動きを可能にしているのですね。てんかんは、この大切な働き
を担っている大脳の神経細胞が、何かしらの原因によって必要
以上に興奮してしまうことで起こります。

過剰に神経細胞が興奮するので、必要のない神経細胞にまでス
イッチが入り、けいれんなどのてんかん特有の発作が現れるの
です。ではどうして神経細胞が過剰に興奮してしまうのでしょ
う。

この直接的なてんかんの原因は、今の段階でははっきりと分か
っていません。ただてんかんの発作を起こしやすい体質は、遺
伝するのではないかと言われています。検査を行ってもこれと
いった異常が見つからず、原因が特定されないケースでは、て
んかんにやりやすい体質が遺伝している可能性が考えられます。

しかし、てんかんを起こしやすい遺伝子を受け継いだからと言
って、必ずてんかんを発症するわけではありません。てんかん
は、発症する原因によって特発性てんかんと症候性てんかんの
2つに分けられていますよ。

遺伝が関係しているのではないかと言われているのは特発性て
んかんです。特発性てんかんの多くは、治療しやすく改善しや
すいと言われています。症候性てんかんは、脳の一部に何かし
らの障害や損傷が起こることで発症するてんかんのことです。

特発性てんかんが検査をしても脳の病変が見られないのに対し
て、症候性てんかんは、検査をすれば何かしらの病変が認めら
れます。脳に障害や損傷が起こる原因については、出生時に脳
に損傷を受けることや、脳炎や髄膜炎、低酸素、脳出血、脳梗
塞などが挙げられます。

これらが原因となり脳が損傷を受けることでてんかんを発症し
ます。


てんかん 症状?

てんかんの主な症状は発作ですが、この発作はいくつかのパタ
ーンがあります。まず突然意識を失って倒れてしまう大きな発
作があります。目は開いたまま突然倒れ、呼吸が一時的に止ま
ってしまったりけいれんが起こります。

全身がこわばる発作もあれば、全身にけいれんが起こる発作も
あります。またはこわばった状態からけいれんが起こる発作も
あります。突然倒れるのではなく、力が抜けて気を失うように
倒れてしまう脱力発作もあります。

てんかんの症状といえば、このように倒れてこわばったりけい
れんを起こす症状が有名ですが、身体の一部だけが動く部分的
な発作もあります。寝ているのでも意識を失っているわけでも
なく、自分の意志とは関係なしに両手足がピクッと動く発作が
起こるのです。

これはミオクロニー発作と言われています。他に一瞬だけ意識
が飛ぶ、意識はあるけど勝手に目や首が動くという運動発作、
はっきりとしゃべることができなくなる失語発作などもてんか
んの症状です。

このように見た目で分かる症状もあれば、自分だけにしか分か
らない自覚症状のみの発作もあります。例えば、身体の感覚が
なくなったり身体の一部がしびれたり、気分が悪くなる自立神
経の発作もあります。

理由もないのに不安や恐怖に襲われる、精神的な発作もてんか
んでは起こります。一見、精神疾患のように見えますが、脳波
などの検査によっててんかんの発作かそうでないかが分かりま
す。

他に視覚や聴覚、嗅覚などの自分にしか分からない感覚に異常
が起こる発作もありますよ。このようにてんかんの症状は、卒
倒する大発作から、はっきりとしゃべられなくなったり、精神
的な発作までさまざまなものがあるのですね。


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てんかん 対処はどうするの?

てんかんかどうかの診断は、検査と問診によって行われます。
検査よりも重視されるのは問診の方です。発作時の詳しい様子
や頭に怪我をしたことがあるか、てんかんの家族がいるかなど
が問われます。

検査は、脳波の測定と脳画像検査が行われます。検査と問診に
よっててんかんであると診断されたら、主に薬物療法での治療
が行われていきます。抗てんかん薬を使用した薬物療法が中心
で、一人ひとりの症状などに合わせて医師が薬の量などを調整
して処方します。

てんかんを引き起こしている原因がはっきりと分かっている場
合には、手術によってその病変部分を切除する外科療法が行わ
れるケースもありますよ。原因となっている病変部を取り除く
ことで、てんかんの発作も改善されます。

他にホルモン療法や食事療法もあります。薬物療法では思うよ
うに発作が改善されない場合や、薬の副作用が強い場合には食
事療法が行われます。この食事療法はケトン食療法と言われて
いて、体内にケトン体を増やすことでてんかんが改善できると
言われています。

具体的には、脂肪分が多く炭水化物の少ない食事を摂る食事療
法です。アメリカや韓国では普及していますが、日本ではあま
り採用されていないようです。てんかんの発作は急に起こるの
で、大きな事故や怪我につながる危険もあります。


まとめ

小さな部分発作などおかしいなと思う症状があれば、小児科や
神経内科などを受診してみて下さいね。

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