真珠腫性 中耳炎の症状?中耳炎の手術?

公開日:  最終更新日:2018/03/03

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

中耳炎は比較的有名ですが、真珠腫性中耳炎は聞いたことがな
いという方も多いのではないでしょうか。中耳炎には急性と慢
性があってさまざまな種類があるのですが、真珠腫性中耳炎は
慢性中耳炎に分類されます。

その名の通り耳の奥に真珠のような丸い塊が出来る病気なので
すが、原因や症状について詳しくご紹介しましょう。




真珠腫性 中耳炎 症状?

中耳に真珠腫という丸い塊が出来る耳の病気が真珠腫性中耳炎
です。白く丸い塊で、それがキレイな真珠のように見えるので
真珠腫という名前が付けられていますよ。その名前から腫瘍と
思われる人も多いのですが、真珠腫は腫瘍ではありません。

キレイな白い塊ですが、その周辺に感染や炎症が伴うのでさま
ざまな症状が起こります。耳の骨を溶かしていき鼓膜の奥へ、
深部へと進行していきますから、さまざまな症状が起こってき
ます。

初期段階であれば、一般的な中耳炎の症状と似ていますが、ほ
とんど自覚症状がない人もいるので注意が必要ですね。聞こえ
が悪かったり耳鳴りなどの違和感が初期段階の症状として起こ
りますから、この時点でなるべく早く耳鼻科で診てもらうこと
が大切です。

しかし放置しておけば症状もどんどん進行していきます。中耳
に入り込んだ上皮組織によって真珠腫が形成されて、感染や炎
症を伴いながら増殖していくのが真珠腫性中耳炎ですから、ど
んどん中耳やその周辺の骨を破壊していきますよ。

慢性中耳炎の一種である真珠腫性中耳炎ですが、その症状は圧
倒的に真珠腫性中耳炎の方が深刻です。真珠腫が周囲の骨や組
織を破壊、圧迫したりしながら次第に大きくなっていきます。

進行状況に応じてさまざまな症状が現れると同時に、怖い合併
症の危険も出てきますよ。難聴や耳垂れが主な症状として起こ
ります。真珠腫が大きくなると、音を鼓膜から蝸牛へと伝える
役割がある耳小骨が圧迫されて破壊されます。

音が伝わらなくなるため難聴になるのです。真珠腫は耳垢の塊
のような物質なので、これに細菌感染が起こると耳垂れの症状
も起こります。真珠腫性中耳炎で起こる耳垂れは悪臭が伴うこ
とが特徴です。

症状が進行すれば、めまいや顔面神経麻痺、髄膜炎などの脳の
病気を引き起こすこともあるので十分に注意が必要です。


真珠腫性 中耳炎 原因?

中耳に真珠腫が出来てしまう原因は、厚さ0.1ミリほどのとて
も薄い鼓膜の一部が中耳の奥に入り込んでしまうからです。
ではどうして鼓膜の一部が中耳の奥に入り込み、真珠腫を生成
してしまうのでしょう。

真珠腫性中耳炎の原因には先天的なものと後天的なものがあり
ますが、ここでは後天的な原因を説明しますね。中耳は耳管と
言われる管を通じて鼻をつながっています。呼吸により鼻から
空気を取り込んでいますが、その一部は耳管を通じて中耳へと
循環しています。

鼓膜の外側と内側の中耳では同じ気圧が保たれて、鼓膜は常に
ピンと張った状態となっています。しかし慢性副鼻腔炎やアレ
ルギー性鼻炎などの鼻の病気があると、大量の鼻汁で耳管が詰
まってしまうのです。

これでは耳管に十分な空気を起こることが出来なくなりますね。
鼓膜の内側の中耳に十分な空気を送ることが出来なくなると、
鼓膜はピンと張った状態を維持できなくなります。まるで空気
を失ったタイヤのようにへこんでしまうのですね。

外気の気圧により鼓膜が押されて内側へと引っ込みはじめ、こ
の状態が長く続けば引っ込んだ鼓膜が袋を形成するようになり
ます。鼓膜の表皮は上皮と呼ばれるもので皮膚と同様に垢が出
ますから、これが形成された袋に蓄積されていくのです。

これが次第に内側に向かって大きくなっていくのですが、これ
が中耳の真珠腫なのです。真珠腫性中耳炎は、このように慢性
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などが原因となっていますが鼻す
すりの癖も要因となっています。

鼻の病気で大量の鼻汁が出るとどうしても鼻をすする癖がつい
てしまいますが、これも真珠腫性中耳炎の大きな原因となるの
で注意が必要ですよ。




真珠腫性 中耳炎 手術?

真珠腫性中耳炎をそのまま放置しておけば、難聴や耳垂れだけ
でなく重篤な症状を引き起こすこともあります。初期段階であ
れば真珠腫がある部分をキレイにして、抗生剤や内服薬での治
療法もあります。

この治療でも一時的には症状が改善しますが、そのままにして
おけば必ず再発します。ですから基本的には真珠腫性中耳炎の
治療では手術が必要ですよ。真珠腫性中耳炎の根本的な治療は
手術で、鼓室形成術(こしつけいせいじゅつ)と呼ばれる手術
が行われます。

慢性中耳炎とは違って、再発のリスクがあるのが真珠腫性中耳
炎です。鼓室形成術には大きく3つの方法がありますよ。オー
プン法とも言われる外耳道後壁削開型とクローズ法と言われる
外耳道後壁保存型、そして外耳道再建法があります。

いずれの方法で手術を行うかは医師によって異なりますが、い
ずれにしても熟練した技術が求められ、手術法によってもその
後の生活の質に差が出てきます。医師の腕によっても術後の経
過が違ってきますから、複数の病院で説明を受けるなどして納
得した治療を受けられるようにしましょう。


まとめ

あまり知られていない真珠腫性中耳炎ですが、誰にでも起こり
うる耳の病気ですよ。悪化すれば重篤な病気にもつながります
から、耳の聞こえなどで違和感があれば早めに耳鼻科を受診し
てみましょう。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑