蕁麻疹のストレス?対処法?
チクチクとした痒みや焼けるような感覚を伴う辛い蕁麻疹は、
強いストレスにもなりこれが余計に症状を悪化させることも多
いです。
蕁麻疹の原因は何なのか、治療法や家庭で出来る対処法につい
てご紹介しますので参考にしてくださいね。
蕁麻疹のストレス?
身体の一部、または広範囲にわたって皮膚に赤い膨らみが現れ
て、しばらくすればあとかたもなく消えていくのが蕁麻疹です。
赤い膨らみと同時にチクチクとした痒みや焼けるような感覚が
あるためにとても辛いですね。
蕁麻疹は、蕁麻という植物の葉っぱに触れると現れる皮膚病に
似ていることから名づけられたそうですよ。膨らみの形は円形
や楕円形、花びら状やまだら状に出るものまでさまざまです。
蕁麻疹の原因にはいろいろなものがありますが、精神的なスト
レスが原因となっている蕁麻疹もあります。過剰なストレスが
自律神経のバランスを乱し、刺激に対する反応が過敏になって
しまうのです。
しかし蕁麻疹の原因は特定されないものが多く、精神的なスト
レスが症状を誘発する一因になっているのではないかと考えら
れていますよ。ストレスが原因で起こる蕁麻疹もありますが、
他のことが原因で起こる蕁麻疹でもストレスが症状を悪化させ
たり、症状を長引かせる原因になることも多いです。
チクチクとした痒みという蕁麻疹の症状そのものが、大きなス
トレスにもなるでしょう。精神的なストレスだけでなく肉体的
な疲労もストレスとなるので、蕁麻疹が出来たらストレスを溜
めないようにすることが大切です。
睡眠を十分に取ったりバランスの良い食事を摂るようにしたり
と、日常生活の見直しが必要になってきます。適度に身体を動
かしたり好きな趣味に打ち込む時間を持つことなどもストレス
解消になりますね。
蕁麻疹の症状そのものがストレスにもなるので、早めに適切な
治療を受けることも大切です。
蕁麻疹の原因?
蕁麻疹の原因はさまざまで、原因が特定できるものと原因が特
定できない特発性蕁麻疹があります。蕁麻疹の70%は原因がわ
からない特発性蕁麻疹であると言われていますよ。特発性蕁麻
疹は症状が続く期間によって、さらに急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹
に分けることができます。
発症から1か月以内に症状が収まれば急性蕁麻疹で、赤みなど
の症状が繰り返し出来る状態が1か月以上も続くようであれば
慢性蕁麻疹となります。
蕁麻疹全体の30%を占める原因が特定できる蕁麻疹は、アレル
ギー物質が体内に入ることが原因となっているアレルギー性蕁
麻疹と非アレルギー性のものに分けることができます。
アレルギー性蕁麻疹には、さらに食餌性蕁麻疹と薬剤性蕁麻疹、
さらに刺咬性蕁麻疹に分けることができます。エビやカニなど
の魚介類や肉や卵、小麦粉、乳製品、落花生や野菜まであらゆ
る食べ物が蕁麻疹の原因となります。
これを食餌性蕁麻疹と言います。抗菌薬などの特定の薬を服用
することで発症する蕁麻疹を薬剤性蕁麻疹と言います。ムカデ
や蜂の毒など、虫に刺されることで出る蕁麻疹のことを刺咬性
蕁麻疹と言います。
非アレルギー性蕁麻疹には、機械性蕁麻疹や寒冷蕁麻疹、温熱
蕁麻疹やコリン性蕁麻疹、心因性蕁麻疹などがありますよ。
時計のベルトや下着などで皮膚が圧迫されたり、皮膚を掻きむ
しることが刺激となって起こる蕁麻疹のことを機械性蕁麻疹と
言います。
この場合には痒みはあまりなくミミズ腫れのようになります。
冷たいものを食べたときやお風呂から出て急に寒い脱衣所に出
たときなど、急激に皮膚が冷やされた時に起こるのが寒冷蕁麻
疹です。肥満細胞が刺激されて起こります。
反対に身体が冷えている状態から、急激に熱いお風呂に入った
時などに起こるのが温熱蕁麻疹です。体温が上昇して汗をかく
刺激によって起こるのがコリン性蕁麻疹です。激しい運動や入
浴時、緊張した時などに発症しやすく、痒みやピリピリとした
痛みがありますよ。
精神的なストレスが原因で発症するのが心因性蕁麻疹です。
ストレスから解放されれば、症状も改善されていきますよ。
蕁麻疹の対処法?
さまざまなことが原因となり発症する蕁麻疹ですが、慢性化さ
せないためにも早めに適切な治療を受けることが大切です。
病院では問診や診察、検査などが行われ、蕁麻疹の種類に応じ
た治療が行われます。
病院の検査結果によって原因が特定されれば、その原因に応じ
た内服薬が処方されますよ。痒みや腫れが強い場合には、ステ
ロイド外用薬が処方されることもあります。
これにより痒みによる精神的なストレスを軽くすると同時に掻
き壊しを防ぐことができます。早めに病院に行って治療をする
のが大切ですが、病院に行くまでに痒みを抑えるためや痒みで
辛い時には患部を冷やすのが有効ですよ。
痒みを伴うことが多い蕁麻疹ですが、これがストレスとなり症
状を悪化させて掻きむしりにより患部の状態も悪化するので痒
みへの対処が大切ですね。強い痒みがあるときには、保冷剤な
どで患部を冷やすのがおすすめです。
まとめ
また血行が良くなると痒みが悪化しやすいので、激しいスポー
ツなどは避けて落ち着いて過ごすことも大切です。痒みを伴う
辛い蕁麻疹は、原因が特定されないものがほとんどです。どの
ような原因であっても疲労やストレスは蕁麻疹の大敵ですから、
良質な睡眠をとるなどの心掛けが大切ですね。