咳 喘息の 原因?うつるの?治療はどうするの?

公開日:  最終更新日:2018/03/09

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風邪を引いたわけでもないのにいつまでも咳が続くようなら咳
喘息かも知れません。咳が長引く病気には気管支喘息がありま
すが、咳喘息の場合には気管支喘息特有の喘鳴はありません。

咳ばかりがいつまでも続く辛い咳喘息はどうして起こるのか、
その原因や治療法、症状についてご紹介しましょう。




咳 喘息 原因?

咳喘息は、慢性的に咳ばかりが長引く気管支の病気の一種です。
何かしらの原因で気道が過敏になってしまい、炎症や咳が起こ
りやすくなるのが咳喘息です。ではどうして気道が過敏になっ
てしまうのかと言えば、この原因は人によってさまざまですね。

いくつかの原因が考えられますが、まず風邪やインフルエンザ
です。風邪の症状には咳もありますが、風邪がひどく長引いた
りインフルエンザをきっかけにして咳喘息になるケースがあり
ますよ。

これは、ウイルスによりのどの粘膜が傷つけられるので過敏に
なってしまい、わずかな刺激でも咳が出るようになるのです。
ハウスダストや花粉、ペットの毛やダニなどのアレルゲンによ
るアレルギー症状には咳もありますが、これをきっかけにして
咳喘息になるケースもあります。

一見関係ないように思えるストレスも咳喘息の原因となります。
過度のストレスや疲労、睡眠不足などで気道が過敏になり咳喘
息を引き起こすことがあります。ストレスは自律神経を乱すの
で、抵抗力の低下につながります。

風邪やウイルス感染からの咳喘息のリスクも上がります。喉と
肺への負担が大きいタバコも咳喘息の原因となりますよ。タバ
コにはニコチンが含まれていますが、これが気管支を刺激して
のどの粘膜を荒らし過敏にさせてしまいます。

タバスコやキムチなどの刺激物も、のどへの大きな負担となり
ますね。香辛料の効いた刺激物を日常的に食べている人は、そ
れだけのどへの負担も大きくなり咳喘息も引き起こしやすくな
ります。

気温の変化や湿度の上昇、黄砂などの大気汚染も咳喘息の原因
となりますよ。秋や春などの寒暖差の大きな時期には体調も崩
しやすいですが、気温の急激な変化は気管支への負担も大きく
なります。

湿度の高い梅雨などは、咳喘息を発症しやすいと言われていま
す。これは気圧の変化によりのどへの負担が大きくなることと、
室内にカビが発生しやすくなるので、そのカビを吸うことで咳
が出やすくなります。

黄砂やPM2.5などの大気汚染で咳喘息が増えたと言われていま
すよ。


咳 喘息 うつるの?

乾いたような咳が3週間以上続くようなら咳喘息の可能性が高
いですね。また、のどがイガイガする、痒みがあるなど、のど
への違和感があるのも咳喘息の特徴です。アレルギー反応や長
引く風邪がきっかけで起こる咳喘息ですが、この咳喘息の咳自
体は風邪の菌やウイルスなどが原因で起こってるわけではあり
ません。

咳喘息の原因のほとんどはアレルギー反応で、ハウスダストや
花粉などのアレルゲンを異物とみなし、咳をして身体の外に排
出しようとしているのです。ですから咳喘息は、他人にうつし
てしまうことはありません。

いくら咳をしても他人にうつすことはありませんが、外出する
際や公共の場で過ごす際には周囲の人へのマナーとしてマスク
は着用しましょう。咳喘息の咳なのか、それとも風邪やインフ
ルエンザ、その他の感染症による咳なのかの判断は素人ではま
ずできません。

マスクもしないでコンコンと咳をいつまでも続けている人を見
かければ、誰も良い気分にはならないでしょう。




咳 喘息 治療はどうするの?

気道の炎症でコンコンと乾いた咳が続く咳喘息は、気管支喘息
のような呼吸の苦しさが伴うことも特徴です。ただ、そのまま
放置すれが咳喘息になる可能性もあるので早めに治療すること
が大切です。

咳が出る原因もさまざまですから、まずは呼吸器内科や耳鼻咽
喉科、アレルギー科などを受診して検査してもらいましょう。
血液検査や胸部レントゲン写真、肺機能検査などを行って咳喘
息かどうかを診断します。

医療機関での咳喘息の治療は、喘息の治療とほとんど同じです。
気管支の炎症が原因で起こっているので、気管支の炎症を鎮め
るための吸入ステロイドや気管支拡張薬で治療が行われます。
喘息の基本的な治療となるのが吸入ステロイドです。

気道の炎症を抑え、過敏になった気道を少しずつ正常な状態に
戻してくれる作用がありますよ。気管支拡張薬には気管支を拡
げる作用があります。気管支が炎症して狭くなっているために
咳がでているので、気管支を拡げる気管支拡張薬を使用すれば
咳を軽くすることが出来ます。


咳 喘息 発作はあるの?

咳喘息は乾いた咳が特徴ですが、夜中から早朝にかけての時間
帯にひどい発作が出ることが多いですね。朝起きた直後に咳込
んだり、夜中に咳がひどくなり眠れなくなることもあります。
夜間や早朝に発作が多いのは、気管支が縮みやすいからです。

また、空気が冷たいところやタバコの煙、エアコンを使用して
いる時なども発作が出やすいです。他に、人と会話している時
や運動をしている時にも咳が出やすくなります。咳喘息の発作
が出た場合には、まずは環境を整えることが大切ですよ。

タバコやアレルギーなどの原因物質を排除したり、ストレスを
溜め込まないようにしましょう。また、急激な寒暖差で発作が
出ないよう外出時などは温度調整をするための羽織るものがあ
ると安心でしょう。


まとめ

咳喘息は、痰も出ず乾いたコンコンという咳が慢性的に続くの
が特徴ですよ。何かしらの原因で気管支が炎症を起こしている
ので、そのまま気管支喘息にならないよう早めに治療しましょ
う。

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