気管支 喘息の治療?気管支 喘息 症状?

公開日:  最終更新日:2018/03/06

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呼吸困難や喘鳴、激しい咳など辛い症状が急に現れる気管支喘
息は、小さな子供にも多く見られますね。小さな子供が苦しそ
うにしている姿を見るのは親としても辛いですが、治療を正し
く行えば症状も軽くなります。

ここでは気管支喘息の治療方法や原因、主な症状についてご紹
介しましょう。




気管支 喘息 治療?

日本では気管支喘息の患者さんが増えています。1960年代の患
者数は大人も子供も1%前後だったのが、最近では子供が6%と
6倍になり、大人では3%と3倍にまで増加しています。

日本人の実に400万人以上が気管支喘息を患っているのですが、
正しい治療をしていくことで改善していくことができます。気
管支喘息の治療では、発作時の症状を緩和することが目的では
ありません。

喘息の発作が起こらないようにして、健康な人と同じ生活が送
れるようになることが治療の目標です。気管支喘息の治療は、
大きく2つに分けることができますよ。発作が起こらないよう
に毎日の生活の中で続ける治療と、発作が起きた時に対処する
ための治療があります。

気道に慢性的な炎症が起こっているために起こるのが気管支喘
息で、この炎症は1か月2か月程度の治療では改善されません。
ですから、毎日の生活の中で継続的に治療を続けることが大切
です。ダニや埃などのアレルゲンやストレスなどで症状はいつ
再発するか分かりません。

発作が起こらないようにするためには、環境を整えてアレルゲ
ンを除去することと薬物療法が基本となります。気道の慢性的
な炎症を抑えるためには、吸入ステロイド薬が使用されますよ。

これは炎症を抑えるためのお薬で、発作が起こらないようにす
るためには高い効果が期待出来ます。さらに気道を広げて呼吸
をラクにするためのお薬が使用されることもあります。そして
発作の引き金となるアレルゲンを出来るだけ取り除くことも重
要ですね。

室内環境を清潔にしたり、睡眠を十分にとり体調を整えること
も大切です。発作が起こった時には、何よりも発作をしずめる
ことが重要です。喘息の発作治療薬としてよく利用されるのが
短時間作用性吸入β2刺劇薬です。

これは狭くなった気道をスピーディに広げることができる薬で
す。他にテオフィリン薬という発作治療薬などもあります。こ
れらの発作治療薬を使用しても症状が改善できない場合には、
救急車を呼ぶなどして救急外来を受診しましょう。




気管支 喘息 症状?

気管支喘息の症状はさまざまで、人によって現れる症状も違っ
てきます。気管支喘息の主な症状としては呼吸困難や喘鳴があ
りますね。急に息苦しくなったり咳込むことはないでしょうか。

あるいは呼吸時にヒューヒュー・ゼーゼーという音が出ること
はないでしょうか。これが喘鳴と言われる症状です。咳や喘鳴
などの症状は、夜中や早朝に出やすいのが喘息の特徴です。

喘息になるとこれらの発作・症状で、夜間眠れなくなることも
多々あります。また運動した後に必要以上に息苦しさも感じま
す。他に痰が出たり喉の違和感や胸の痛みなども喘息の症状と
して現れますよ。

息苦しさや喘鳴などが喘息の症状として有名ですから、咳だけ
ならあまり喘息を疑わない人も多いかも知れません。しかし、
最近では咳喘息と言われる咳だけの喘息も増えているので注意
が必要です。

これらの症状が長引くようなら気管支喘息の可能性が高いです。
また、夜中や早朝に発作が起こりやすいのが気管支喘息の特徴
ですが、他に気温差が大きくなる季節の変わり目も症状が出や
すいです。

疲れが溜まっている時や風邪をひいている時、たばこの煙など
の発作の引き金となる刺激に触れた時にも現れやすいです。こ
れらの特徴も参考にして、気管支喘息の可能性を疑ってみて下
さい。

気道の炎症によって起こるのが気管支喘息ですから、適切な治
療を受けないと炎症はどんどん悪化していきますよ。進行すれ
ば発作が起こる回数も多くなり、現れる症状も悪化していきます。
気になる症状があれば早めに医師に相談してみましょう。


気管支 喘息 原因?

気管支喘息の原因は、呼吸をする際の空気の通り道である気道
がアレルギーによって炎症を起こしていることです。気道が敏
感な状態になっているところに、さらにダニやホコリなどのア
レルゲンが引き金となります。

アレルゲンを吸い込むことで気道がけいれんを起こし狭くなる
ので、呼吸が苦しくなったり激しい咳や喘鳴などの症状が現れ
るのです。気管支喘息の人の気道の粘膜は、発作が起こってい
ない時にでも炎症が常に起こっています。

ですから少しの刺激でも気道を取り囲む筋肉が収縮して、発作
が起こりやすい状態が続いているのですね。気管支喘息の主な
アレルゲンとなるのはダニやハウスダスト、動物の毛やフケ、
カビや花粉などです。

アレルゲン以外にも喘息の引き金となるものはたくさんあります。
タバコの煙や運動、疲れやストレス、風邪や感染症、さらに天
気や気圧の変化なども気管支喘息の誘因となりますよ。気管支
喘息の発作の原因となるこれらのアレルゲンや誘因を取り除き
ながら、吸引ステロイド薬などのお薬で改善を目指していきます。


まとめ

気管支喘息は、ストレスの増加や清潔すぎる環境、アレルゲン
の増加などで患者数も増えています。適切な治療を行わないと
発作の頻度も増え症状も悪化するので、医師の指示に従って治
療を進めていきましょう。

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