PMS(月経前症候群)の症状は?対策はあるの!

公開日:  最終更新日:2018/03/02

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生理前になると決まって現れる辛い症状のことをPMS=月経前症
候群と言いますが、症状に悩んでいてもPMSのことを詳しく知ら
ない女性も多いようです。

PMSにはどのような症状があるのか、また自分でもできる対策に
ついてご紹介しましょう。




PMSの症状は?

生理が始まる1週間から2週間くらい前から現れる辛い症状のこと
をPMSと言うのですがご存知でしょうか。名前は聞いたことがあ
るけれど詳しいことは知らない、と言う方も多いようです。
知らなくてもPMSに悩まされている女性はたくさんいますよ。

生理前になると決まってイライラしてパートナーや家族とのケン
カが多くなったり、ニキビなどの肌荒れがひどくなったりしてい
ないでしょうか。このような生理前に身体や心に現れるさまざま
なトラブルや不調のことをPMSと呼んでいるのですね。

このPMSは、人によって現れる症状や長さが異なります。排卵直
後から生理が始まるまでずっと症状に悩まされる人もいれば、生
理直前だけ決まって症状が現れるという人いますよ。

症状の重さも人によってさまざまで、中にはほとんど感じない人
や時々感じる程度の人もいます。しかし寝込むほどに辛い症状が
重くて日常生活に支障をきたす人もいます。PMSの症状は、大き
く身体に現れる症状と心に現れる症状とに分けることができますよ。

PMSの身体への症状としては、胃や下腹部の痛み、乳房の張りや
痛み、吐き気や頭痛、手足のむくみ、腰痛や肩こりなどがあります。
他にも、ひどい眠気や食欲増進、甘いものが無性に食べたくなる、
疲れやすい、だるい、肌荒れや冷え性といった症状などもありますね。

生理前になるとこれらの症状に悩まされている女性も多いはずです。
心への症状としては、イライラや憂鬱、無気力、精神的に不安定
になる、集中力の低下などがありますよ。どの症状も病院に行く
ほど深刻なものではなく、しかし本人にしか分からないとても辛
いものですね。

これらの症状の中でも多くの女性に見られるのがイライラです。
思い当たる女性も多いのではないでしょうか。普段なら何でもな
いことなのにどうしてかイライラしてしまう、という人がとても
多いのです。


PMSの対策はあるの?

PMSの原因ですが、今のところはっきりと特定されていないので
すね。しかし、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増加する
ことや脳内物質の低下、機能性低血糖症などが関係していると考
えられていますよ。

生理前特有の症状ですし、これらの原因は自分ではどうしようも
できませんが、PMSの症状を少しでも改善するための方法はあり
ますよ。何も難しいことではなくて、毎日の食生活の見直しと適
度な運動、そしてストレスを溜めないことです。

PMSの改善にはバランスの良い食生活が何よりも大切ですよ。
不足しがちなミネラルやビタミンをたくさん摂るようにしましょ
う。魚やお肉、野菜や果物などをバランスよく食べることが大切
ですね。

また、甘いものはできるだけ避けることも大切なことですよ。
生理前には血糖値が急激に低下するので無性に甘いものが食べた
くなるのですが、甘いものはPMSの症状を悪化させてしまいます。

甘いお菓子やジュースは血糖値を急激に上げてしまうので出来る
だけ避けて下さいね。その代わりにさつまいもや甘さ控え目の和
菓子などがおすすめですよ。また、生理前には水分をため込みや
すくなっているので、軽いウォーキングなどをして汗を流すのが
おすすめですよ。

身体に蓄積された余分な水分が排出されやすくなって血行も良く
なるので、PMSの症状も緩和されますよ。ストレス解消にもなり、
身体も程よく疲れることで眠りやすくなりますよ。

そしてPMSは日常生活でのストレスが大きいほど症状も重くなり
やすいので、そろそろかなと思ったらスケジュール調整などをし
てみましょう。生理前には予定を詰め込みすぎないようにして、
ゆっくりとした生活を心がけてみましょう。




PMSの漢方薬はあるの?

婦人科のPMSの治療にも漢方薬が利用されていますよ。身体に穏
やかに作用する漢方薬は昔から女性の味方とも言われており、
PMSの治療にも幅広く取り入れられているのですね。

漢方では患者さんの体力に応じて薬を使い分けるという考え方が
ありますよ。ですからある特定の漢方薬が全ての人のPMS対策に
有効ではないということです。

PMSのイライラや不安などに有効とされる漢方薬は、加味逍遥散
(かみしょうようさん)や女神散(にょしんさん)などです。
のぼせや肩こり、頭痛やむくみなどの症状には、桃核承気湯
(とうがくじょうきとう)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
などが利用されますよ。

これらの漢方薬はドラッグストアでも購入できますよ。しかし
体質に合ったものを選ぶことが大切なので、漢方薬局や病院な
どで処方してもらった方が良いでしょう。専門家や医師からの
アドバイスを受けた上で選ぶ方がより効果的で安心ですね。


まとめ

PMSの症状はどれも女性にしか分からない辛いものですが、無
理をしないのが一番です。バランスの良い食生活や適度な運動
も心がけ、漢方薬なども利用しながら少しでも快適に過ごせる
ようにしたいですね。

シェアありがとうございます

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