雑煮の意味は?由来は?具材は?

公開日:  最終更新日:2018/03/14

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雑煮を食べながら、お正月にはダラダラと家族でテレビを見る
のが定番という家庭も多いでしょう。雑煮はお正月の楽しみの
一つですが、どうして雑煮を食べるの?と気になったことはな
いでしょうか。

日本のお正月の定番料理、雑煮の意味や由来についてご紹介し
ましょう。




雑煮 意味は?

雑煮というのはおせち料理と同様に、お正月以外にはほとんど
食べることがありませんね。おせち料理には新年をお祝いする
おめでたい料理や願いを込めた料理が詰められていますが、雑
煮も同じようにさまざまな意味が込められた具材が入っています。

雑煮の中に入っているお餅は、とろとろに煮込まれて口に入れ
てもいつまでも伸びていきますね。良く伸びるお餅は、いつま
でも元気で長生きできるようにという長寿の願いが込められて
いますよ。

このお餅の形も地域によってさまざまです。関東地方では丸餅
が使われることが多いですね。これは関東地方では丸餅には円
満の意味がある縁起物と考えるからです。関東周辺や寒い地域
では角餅が食べられることが多いです。

これは江戸時代から関東周辺は人口の多い地域だったので、一
つ一つ手で丸めていたのでは間に合わなかったためと言われて
います。角餅なら一度に多く出来ますね。また、あんこのお餅
を雑煮に入れる地域があったり、焼いて入れるのか煮込むのか
などの違いもありますね。

雑煮にはいろいろな具材が入っていますが、これにも意味があ
ります。基本的にはその土地で育った里芋やニンジン、大根な
どを入れます。その土地の産物を雑煮に入れることで、年神様
に新しい1年の豊作、豊漁の願いを込めていたのです。

ほかに、水菜や小松菜と鶏肉入りの雑煮には、名取り=菜鶏の
意味が込められていると言われています。名前を上げて活躍し
て欲しいとの願いが込められているのですね。


雑煮 由来は?

雑煮の歴史はとても古くて、平安時代には食べられていたそう
です。お餅というのはとても贅沢な食べ物で、特別な日でしか
食べることが出来ませんでした。お餅はお米よりも贅沢なハレ
の日にしか食べることが出来ない、特別なお祝いの日用の食べ
物だったのですね。

農耕民族の日本人は、年神様への感謝の気持ちや新年の豊作を
祈願して、元旦にはたくさんのお供え物をしていました。
お餅やその土地で採れた作物を年神様にお供えしていたのです。

それらのお供え物を、若水(わかみず)と言われるその年に最
初に汲んできた井戸や川のお水で煮込んで食べていたのが雑煮
の起源だと言われていますよ。年神様にお供えした大切なお餅
や土地の作物をお下がりとして煮込んで、元旦に食べたのが雑
煮の始まりだったのですね。

神様にお供えしていたお餅を家族みんなで元旦に食べることで
神様からの恩恵を受けることが出来、さらに新年の豊作、繁栄
を願っていたのです。現代なら雑煮を食べることで年神様のパ
ワーをもらい、新しい1年を元気に過ごすことが出来ると考え
ることが出来ますね。

その昔は、雑煮はさまざまな食材を煮込んでいたことから煮混
ぜと呼ばれていたそうですよ。また雑煮やおせち料理などのお
正月の三が日だけの料理を食べる時には、いつものお箸ではな
くて特別な祝い箸を使いますね。

両端の先端が細くなった祝い箸にも日本ならではの由来があり
ますよ。日本では昔から神人共食という教えがあり、神様と一
緒に新年をお祝いしていました。お祝い箸の両端が細くなって
いるのは、片方が人間でもう片方は神様が使うためなのです。




雑煮 具材は?

雑煮の具材はその土地で採れた作物を入れるので、地域によっ
て雑煮の具材は実にさまざまで特徴があります。いつも作って
もらった雑煮を食べているからあまり具材については関心がな
いという人もいれば、雑煮にはこれがないと!というこだわり
がある人もいるでしょう。

雑煮にはこれは必ず入れるというような決まりがないので、い
ろいろとアレンジできるのも魅力です。それぞれの地域ごとに
具材に特徴があるものの、多くの地域で入っている具材は鶏肉
や人参、大根、三つ葉や春菊などの青野菜です。

ほかにかまぼこや椎茸も定番の具材と言えそうです。とあるア
ンケートでは九州では鶏肉のほかに海老やブリを入れる家庭も
あり、関東では圧倒的に鶏肉が人気です。また珍しいところで
は、青森県や兵庫県の一部の地域ではクジラのお肉を雑煮に入
れているそうですよ。

今の日本ではクジラ自体がとても珍しい食材なのですが、補鯨
基地のあった地域では今でもクジラを使った雑煮が親しまれて
いるのだそうです。ほかに福井県では貝柱で出汁をとる雑煮が
あったり、広島県では牡蠣やブリ、ハマグリで出汁をとる豪華
な雑煮もありますよ。

また、甘いあんこ入りのお餅が入った雑煮は香川県や愛媛県で
親しまれており、島根県では小豆汁という甘い雑煮が定番です。
甘い雑煮は他にもあって、奈良県では甘いきな粉をつけて食べ
るという珍しい雑煮もあります。

ほかに、福岡県では福岡ならではの野菜であるカツオ菜が雑煮
に欠かせませんし、各家庭によって鶏肉が苦手だからと豚肉な
どを代わりに使う家庭もあるようです。出汁に関しては、関東
風のおすましと関西風の白味噌に分けることが出来ます。


まとめ

雑煮には、一年の繁栄を願う気持ちが込められているのですね。
家庭の味に慣れていますが、各地域ごとに実にさまざまな雑煮
があるので試してみるのも楽しそうですね。

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