授乳中に新生児が寝てしまう?授乳姿勢は?授乳量はどのくらい?
赤ちゃんのお世話の中でも最も大切なママの役割といえば授乳です。
はじめの子育てでは授乳の仕方が間違っていないのか、授乳量はどのく
らいなのかと不安になることばかり。
授乳中に赤ちゃんが寝てしまうこともよくあるけどこの時起こすべきな
のかまた正しい授乳姿勢や授乳量について解説しますね。
授乳中に新生児が寝てしまう、起こすべき?
新生児はおっぱいやミルクを飲んでは寝てばかり。
お腹が空いたりおむつが気持ち悪くなれば、大きな声で泣いてママに知
らせてくれます。
お腹いっぱいになり気持ちが良くなれば、スヤスヤとまるで仏様のよう
な穏やかな顔で寝てくれます。
1回あたりの授乳時間は個人差もあるけどおよそ10分から15分くらいで、
授乳中に赤ちゃんがウトウトと眠ってしまうことも珍しくありません。
こんな時赤ちゃんを起こして母乳やミルクを飲ませた方が良いのか、そ
れともそのまま寝かせた方が良いのか悩んでしまいますね。
そもそもどうして新生児は授乳中にウトウトと眠ってしまうのでしょう
か。
その理由は、疲れてしまって寝てしまうケースと安心して寝てしまうケ
ースがあるみたいです。
まだまだ身体も十分に発達しておらず吸う力も弱い新生児の赤ちゃんは、
おっぱいや哺乳瓶を吸うだけでもかなりの体力を消耗することに。
1回にたくさんの量の飲めず、中にはお腹いっぱいになる前に疲れてし
まって寝てしまうことがあるのです。
また、赤ちゃんはおっぱいや哺乳瓶に吸い付くだけでも大きな安心感を
得ています。
ママの身体とピッタリと触れ合っていて、心臓の音を聞いたりママのぬ
くもりを感じています。
少し前までママのお腹の中で過ごしていた赤ちゃんは、心臓の音やママ
のぬくもりはお腹の中にいるときととても似ている状態なでリラックス
してそのまま眠ってしまうのです。
このような理由でお腹いっぱいになる前に寝てしまうのだけど、そうす
るとやはりすぐにお腹が空いて泣いてしまうということを頻繁に繰り返
してしまいます。
忙しいママとしてはできるだけ授乳の回数を減らしたいので、寝た赤ち
ゃんを起こしてまでもおっぱいを飲んでもらいたいところですね。
授乳中に眠ってしまった場合、起こすかどうかは赤ちゃんの状態などに
よります。
体重が順調に増えていたり前回の授乳から1時間から2時間ほどしか空い
ていない場合には、無理に起こす必要はないのでそのまま寝かせてあげ
ましょう。
反対に体重が順調に増えていない場合や前回の授乳から3時間以上空い
ている場合には、かかとをこすったりして起こしてあげましょう。
眠りの深さも見ながら起こすかどうかを検討しましょう。
体重の増えがいま一つでも眠りが深いようなら無理に起こしても赤ちゃ
んの機嫌を損ねてしまうだけだし、眠りが浅いようならそのまま布団に
置いてもすぐに泣き出す可能性があります。
新生児の正しい授乳姿勢は?
ママの授乳姿勢が不安定だと赤ちゃんもおっぱいや哺乳瓶を吸いづらく
てなかなか飲んでくれなかったり、ママも腰や肩を痛める原因に。
授乳中には正しい姿勢を心がけることも大切です。
新生児の頃はまだまだ体重も軽いのでそこまでママの負担もないけど、
正しい授乳姿勢でないと成長とともにママの身体への負担も大きくなる
し飲み残しや乳腺炎などのトラブルにも。
授乳姿勢には交差横抱き、横抱き、縦抱き、フットボール抱きの4つの
姿勢が基本です。
首の座っていない新生児は交差横抱きか横抱きベストで、交差横抱きは
ママの胸から反対の脇腹に向かって赤ちゃんが斜めになるように抱きか
かえて授乳する方法です。
授乳していない乳房がある方の腕で赤ちゃんの身体を支えるのが交差横
抱きで、授乳している乳房がある方の腕で赤ちゃんの身体を支えるのが
横抱きと、とても似ています。
産院などで教えてもらうことが多いのは横抱きで、日本では最も一般的
な授乳姿勢。
でも実は授乳初心者にとっては横抱きは少し難易度の高い姿勢で、上手
にしないと赤ちゃんもおっぱいをくわえにくく授乳量が増えないという
ことに。
横抱きが難しいと感じたら交差横抱きがオススメで、首座り前の新生児
でもおっぱいを加えやすくなります。
ただしこの時、前かがみや前のめりにならないように注意して、授乳ク
ッションなども使って楽な姿勢になるよう調整しましょう。
座り心地の良い椅子に背筋を伸ばして座り、ひじ掛けのある椅子ならさ
らにママの姿勢も楽になりまます。
授乳中ママの身体が痛くなくて、赤ちゃんもスムーズにおっぱいを吸え
ているなら良い授乳姿勢です。
新生児の授乳量はどのくらい?
新生児は一度にたくさん量を飲めないので、夜も昼も関係なく3時間ご
とくらいの頻回授乳に。
生まれたばかりの新生児の胃の容量はわずか30mlから50mlほどだけど、
おっぱいやミルクを飲むうちに徐々に大きく成長していきます。
赤ちゃんが1回に飲む母乳の量は、胃の容量とほぼ同じだと思ってくださ
い。
生後1日目だと10mlから20mlほどで生後1週間になるとおよそ70mlから
80mlほどになり、生後1か月頃になれば80mlから120mlくらいの母乳を1回
で飲むように。
これは胃の容量の成長とほぼ同じです。
まとめ
新生児は授乳中に疲れてしまったり心地よくて寝てしまうこともあるけ
ど、赤ちゃんの成長具合や眠りの深さなどによって起こすかどうか判断
してくださいね。
授乳姿勢は、赤ちゃんの吸いやすさやママの身体への負担にも大きく関
係するので、授乳クッションなども利用して正しく楽な姿勢になるよう
心がけましょう。
授乳量の目安はあるけど、あくまでも平均値なので赤ちゃんの体重が順
調に増えて元気なら問題ありません。