周りから責められるストレス
今の子育てと昔の子育ては違うといいますが、周りから責められるという
のは変わらないと思います。
私も子供に何かあるたびに周りから責められ、非常に強いストレスを感じ
ていました。
子供の病気=親の責任?
周りから言われたことで一番きつかったのは、子供が病気にかかるたびに
親が悪いと言われることでした。
「こんなに小さいのに風邪を引かせるなんて無責任だ」といった言葉を、
子供が病気になるたびに浴びせられました。
しかし突発性発疹にかかったら子供はどんどん病気にかかる、3歳までた
くさん病気をした方が免疫力もつくといわれていたのも事実です。
ですからどちらの言葉を信じればいいのかわかりませんでしたし、親が
100%悪いと言われるたびに落ち込んだのです。
特に長男は幼稚園年中頃まで毎週のように耳鼻科にかかっていましたし、
1歳半から1ヶ月に1回熱を出していました。
そのため子供が病気にかかるたびに、自分を責めたのです。
子供を保育園に預けることがかわいそう?
長男が1歳になる前から保活をしており、妊娠前に働いていたところに復
帰の相談をしていました。
ところがかけられた言葉は3歳になるまでは家で見ろ、子供を保育園に預
けるなんてかわいそうという言葉だったのです。
子供のいる方や保育園に預けている方もいたので安心して保活していまし
たが、実は理解ない職場だったと知るとショックでした。
私だってできることなら家で子供を見てあげたい気持ちはありましたが、
そのころの私は周りから子育てをしっかりしろと言われストレスが溜ま
っていました。
同じ環境の知人はいませんしママ友もいませんでしたから、誰かに相談で
きる状況でもありません。
外で働くことで気分を変えなければ虐待をしまいそうでしたし、また家の
経済状況も決していいわけではなかったのです。
それを知らずに心無い言葉をかけられるのは、本当に辛かったです。
子供が粗相をするとしつけが悪い?
子供のいたずらや粗相はそのたびに注意して、きちんとしつけてきたつも
りでした。
しかし何も知らないことに子供が接触し、何かあったら親のしつけが悪い
といわれるのもストレスでした。
長男は一度言うと割と言うことを聞く子だったのですが、次男は何度言っ
ても治らないタイプでした。
そのため根気よく言い聞かせる必要があり、失敗するたびに親がしっかり
していないからといわれるのです。
しかもその言葉は陰口のように言われるものですから、言いたいことがあ
るならはっきり言えばいいじゃないかとさえ思ったのです。
また子供の性格や癖などを何も知らないくせに、横からしゃしゃり出てく
るなと思ったこともあります。
私が子供に教えても子供ができない場合、横からこうするのよと割り込ん
でくる人がよくいました。
しかしそれでも子供ができないと、ママに似たんでしょとまで言われるの
です。
全く知らない赤の他人に言われることは、ストレス以外の何物でもありま
せんでした。
子供が泣くと睨まれる?
子供が泣くのは仕方ないといいますし、わかってくれる人は分ってくれま
す。
しかし子供が嫌いな人や子供の泣き声を不快に思う人は、子供が泣くと睨
むのです。
親だって泣かせたくて泣かせているわけではありませんし、それで睨まれ
るのは正直辛いです。
特に出来ないことを出来るようにしていて、悔しくて泣いている子供を睨
まれるのはやる気をそがれます。
次男が自転車の練習をしていた時、思い切りうるさいと怒鳴られたことが
ありました。
それ以来次男の自転車の練習ができなくなってしまい、本人の自主練習に
任せるしかなかったのです。
何とか自転車に乗れるようにはなりましたが、自転車の練習場所がないと
いうニュースを見たときに納得してしまいました。
褒められることが救いに?
子供のことで責められると非常に苦痛でストレスになりましたが、時に褒
められると救われた気持ちになりました。
子供が泣いていて申し訳ないと謝った時、隣にいた品のいい女性から「赤
ちゃんがママに甘えるのはいいことなのよ」と言っていただけたのです。
それはイコール子供がママを信頼しているということですし、親子の絆が
できているということだと受け止めました。
また子供が気持ちよさそうに寝ているとか、元気があって気持ちいいとか
言われるのも嬉しかったです。
我が家は挨拶だけはしっかりできるようしつけてきましたが、挨拶をほめ
られると子育てを頑張ってよかったと今でも思います。
子育てをしていると責められることも多いですが、褒められると一瞬でそ
のストレスが緩和しました。
手探りで続けてきた子育てが認められたと思うと、今までの努力が報われ
たように感じられたのです。
まとめ
3人育てていると3人とも性格や育ち方が違いますから、いろいろなシーン
で責められますし子育てが間違っていると言われているように感じます。
それがストレスになって自分を追い詰めることもあるのですが、周りから
少しずつ理解を得ていくことでストレスも和らいでいったのです。