ゴーヤの苦味はとれるの?人気のサラダは!
苦瓜とも言われている夏野菜のゴーヤは、その名の通り強い苦
味が特徴的ですね。ゴーヤ特有のあの強い苦味が苦手な方も多
いかと思いますが、あの苦味がたまらないという方もいらっし
ゃるでしょう。
好き嫌いが大きく分かれるゴーヤですが、ここでは苦味を消す
方法や、ゴーヤの凄い栄養素についてご紹介しますね。
ゴーヤの苦味を消す方法は?
ゴーヤは苦味が特徴的な野菜ですね。あの苦味が好きな方でも
あまりにも苦味が強いと美味しくいただけませんから、調理前
に上手に苦味を消しておきたいですね。ゴーヤの下処理では、
ワタをしっかりと取り除くように言われます。
苦味が強くなるのでゴーヤのワタはキレイに除去するようにと
紹介されるレシピが多いのですが、実はこれは間違いのようで
す。気づいていらっしゃる方もいると思うのですが、ゴーヤの
白いワタの部分って苦くないですよね。
そのまま生のまま食べてみて下さい。苦味はほとんどないはず
です。ゴーヤのワタを取り除くのは見た目が良くなるからとい
うのが本当の理由で、苦味を消すのが目的ではないかと思います。
ゴーヤはかるく洗って、両端を少しだけ切り落としてから縦半
分に切りましょう。そうしたら白いワタの部分がでてくるので、
これをスプーンで軽くなでるようにして取ればオッケーです。
苦味はないので、ワタがなくなるまでキレイにしなくても大丈
夫です。ゴーヤの苦味成分が含まれているのは緑色の部分です。
この苦味は、塩もみをすれば消すことができます。縦半分に切
って白いワタを取り除いたら、まずは薄く切りましょう。
塩だけを使って苦味を消す方法や、塩に砂糖もプラスして苦味
を消す方法もあります。塩だけを使用する場合には、ゴーヤ1
本に対して塩小さじ1が目安です。塩をカットしたゴーヤにし
っかり揉み込んで、10分ほど置けばオッケーです。
塩に砂糖をプラスすれば、より自然に苦味が消えるようです。
ゴーヤ1本に対して、塩小さじ半分と砂糖小さじ2が目安です。
ゴーヤに苦味を消す方法には、他に下茹でしたり油と合わせる
方法もあります。
油でゴーヤを炒めたり下茹でをすることで、強い苦味が感じに
くくなります。
ゴーヤの栄養素は?
強い苦味のあるゴーヤですが、見た目もかなり独特ですね。濃
い緑色の皮にはごつごつとしたコブがたくさんある個性的な夏
野菜ですね。味も見た目も個性的なゴーヤですが、栄養素もば
っちりと含まれた優秀な野菜です。
ゴーヤの栄養素的な特徴としては、とにかくビタミンCが豊富
に含まれていることです。ゴーヤ1本あたりレモン3個分ものビ
タミンCが含まれています。ビタミンCと言えば美肌効果ですね。
夏の強い日差しには、シミの原因となる紫外線がたっぷりと含
まれています。紫外線を浴びるとメラニン色素が増えてこれが
シミの原因となるのですが、ビタミンCにはメラニンの生成を
抑制してくれる働きがあります。
メラニン生成が抑制されれば、シミも予防できますね。またビ
タミンCは、コラーゲン生成にも重要な働きを持つ栄養素です。
コラーゲンは肌のハリや弾力、潤いを保つために欠かせない成
分で、ビタミンCがコラーゲンをサポートしてくれます。
他に、ビタミンCは抗酸化作用も優れているので、肌老化全般
に効果が期待出来ます。ゴーヤのビタミンCが凄いのは、加熱
しても壊れにくい点です。炒め物にしてもビタミンCはしっか
りと補給できますので安心してくださいね。
ゴーヤ特有の強い苦味は、モモルデシンという成分によるもの
です。このモモルデシンという成分は、胃液の分泌を促進する
働きがあります。夏バテによる食欲不振も解消されて、疲労回
復も期待できますね。
またモモルデシンにも抗酸化作用があり、さらにコレステロー
ル低下の作用もあります。ゴーヤには他にも、βカロテンや各
種ビタミンも豊富に含まれています。
美肌やアンチエイジング、夏バテや疲労回復、シミ対策など幅
広い効果がゴーヤには期待できますね。
ゴーヤのレシピ人気のサラダは?
栄養たっぷりのゴーヤですから、苦味も上手に消して美味しく
いただきたいですね。ゴーヤチャンプルーも美味しいですが、
簡単で美味しくいただけるゴーヤサラダもおすすめです。
苦味を消したゴーヤを油で炒めて、そこにツナ缶を加えてさら
に炒め、醤油とレモン汁で味付けすれば完成です、下茹でをし
たゴーヤに、ゆで卵とマヨネーズ、粉チーズや塩コショウを加
えてマイルドなゴーヤサラダにするのもおススメですよ。
これなら子供も喜んで食べてくれそうですね。ゴーヤを使った
中華風のサラダもおススメです。塩もみをしたゴーヤに、お酢
や醤油、中華だし、お砂糖、鷹の爪、白ごま、ゴマ油を和えた
ら完成です。
まとめ
簡単にササッと作れてビールのおつまみにもぴったりの一品です。
ゴーヤの苦味はワタではなくて、緑色の部分に含まれています。
塩抜きしたり油と調理することで簡単に苦味は消せますので、
サラダやチャンプルーなどで美味しく食べて下さいね。