先生と親の関係?クラス役員と親の関係?
三男が幼稚園に入ったとき、私は3年間クラス役員を務めることになり
ました。
その時決めていたことがあったのですが、友人関係との分別をつけるの
も大変でした。
先生と親の関係?
先生と保護者の間に問題が起こったのは、次男が年長のときでした。
幼稚園は先生と家庭の区別をしっかりつけるよう指導しており、保護者
の間で行う飲み会などの集まりに先生を呼んではいけないことになって
います。
それは卒園しても同じことで、先生と会うなら幼稚園でというルールが
あるのです。
しかし次男が年中と年長のころに担当した先生は新人で、ベテランママ
の断り切れなかったのかルールを破ってしまったのです。
最近は何処の幼稚園も若い先生が続かないという問題が起こっているら
しく、もしかして次男の担任もルールを破ったことで辞めたのではと思
いました。
だからこそ三男の時にクラス役員を引き受けたときは、先生と親の関係
を明確にしようと決めたのです。
クラス役員と親の関係?
クラス役員に就任したとき、担当の先生からクラス役員はクラスのまと
め役であってママたちのまとめ役ではないといわれました。
その意味はよく分かりませんでしたが、クラス役員であるときはママ同
士の関係ではいけないということだったのです。
つまりなあなあの関係になりやすいランチ係などは他の方にお任せし、
役員はクラスのママの相談役ということでした。
そういった線引きもあるのかと思いましたが、確かに今まで見てきたク
ラス役員はランチ係を兼任していませんでした。
また次男が年中、年長のときの担任のこともありましたので、ルールを
徹底するのが役員ととらえるようになったのです。
親同士の関係?
しかし幼稚園にいる間ずっとクラス役員の顔をしているということはあ
りませんし、垣根は作りたくありません。
ですからクラス内で役員の仕事をするときはクラス役員に徹しましたが、
ほかのシーンではママ同士の関係に徹しました。
小さい子供を持つ親に積極的に話しかけるということは、クラス役員と
してではなく親同士としての関係にもっていったのです。
気さくに話すことができるママが近くにいることが、どれだけ安心でき
ることか私は身をもって知っています。
もしかしたら下の子がいることで肩身の狭い思いをしているママがいる
かもしれない、そう思うと行動せずにはいられませんでした。
全体に目が行き渡るわけではありませんでしたし、至らない点もあった
でしょう。
ですが積極的になることに間違いはないと思いますし、クラスの雰囲気
がよくなるのも事実でした。
ママ同士の空気が柔和だと、子供たちの関係もギスギスしたものにはな
りません。
子供同士の仲が良くてもママ同士は仲が良くないということはありまし
たが、ママ同士が良好な関係なら子供同士も遊びやすいということもあ
ったのです。
クラス役員の仕事は大変ではない?
クラス役員といってもやることは運動会の準備や茶話会の実施、役員会
への出席と年度末の行事運営だけでした。
ですからPTAの役員は大変という世間に聞くようなことはありませんで
したし、むしろほかのママと知り合うことができたのは楽しかったです。
またいろいろな考えを知ることができると、自分のためにもなりました
し人との付き合い方も改めて考えることができました。
まとめるという点では確かに大変な部分もありましたが、クラスの人に
まず顔を覚えてもらうことから始めたのです。
頼られる存在と頼る存在?
クラス役員になったとき、ママ同士の関係とクラス役員としての関係は
別物だと思っていました。
つまりクラス役員としてはクラスのママをサポートするものと考えてい
たのですが、逆にサポートされていたのは私の方だったんです。
確かにクラス役員の仕事は一人きりでできるものではありませんし、周
りのサポートがあったからこそ完遂できたものです。
頼られることは確かにありましたし私も積極的にサポートしようと思っ
ていましたが、逆だったんだなと最後の方で気づきました。
同時にママ友としての関係も作っていきましたが、線引きはそれほど難
しいものではありませんでした。
ママ友としてどんな関係を構築したいのかということが明らかになって
いれば、クラス役員とママ友の分け目もしっかりできるんだと実感して
います。
長男と次男の在園中に6年間クラス役員を見てきたからこそ、自分のク
ラス役員とママ友像もできていました。
話す人と話さない人はいましたが、それでも経験になったことには変わ
りないでしょう。
子供たちはどんどん大きくなって新しい友達を作っていきますが、その
たびに私が親同士の関係をどう築くことができるかも変わるのではない
かと思います。
まとめ
ママ友の関係は怖いものだと思っていましたが、クラス役員とクラスの
ママの関係はどうあるべきか考えることもありました。
ただ一ついえることは、どんな場合でも子供同士の関係が主体となり、
親同士の関係は後から構築されていくんだということです。