授乳中の喫煙について
タバコの有毒物質は血液に取り込まれて全身をめぐるので、当然ですが
お腹の中にいる赤ちゃんにも悪影響を与えます。
ですので、妊娠中はさすがにタバコを吸うのは気がとがめますよね。
つわりなど体調の変化もあるので、妊娠をしたら禁煙をするのは一般的
です。
ですが出産をすると、直接的な害はなくなりますから喫煙を再開するマ
マも多いようで、産後ママの喫煙率は約30%というデータがあります。
授乳中の喫煙はダメ?
子供のことを考えれば、出産をしてからもタバコは吸うべきではありま
せん。
特に最近は副流煙による体への悪影響のことも話題になっていますから、
例えミルクで育てているとしても止めるべきです。
ただ、私は妊娠中に禁煙できていたものの、出産後しばらくしてからは
吸い始めてしまいました。
特にきっかけはなかったものの、初めて禁煙してみて、本当にもうタバ
コは美味しくないのかなというくだらない興味から吸ってしまったんで
す。
ここで美味しくないと感じられれば良かったのですが、残念ながら美味
しく感じてしまい、また喫煙者になってしまいました。
1日の喫煙本数は以前の半分にしましたが、それでも血液に取り込まれた
ニコチンは母乳から赤ちゃんに送られてしまいます。
それを考えると、どんな見解があるとしても授乳中の喫煙はダメですよ
ね。
でも一度吸い始めてしまうと、禁煙することがとてもストレスになって
しまいますし、そもそも禁煙ができません。
出産後は育児でもストレスが溜まりますから、妊娠中に禁煙が成功して
いる方は、絶対に喫煙を再開しないことをおすすめします。
吸い始めてしまったら?
私自身が吸ってしまっているので偉そうなことは言えないのですが、も
し吸い始めてしまったら自分で決まりを作った方が良いと思います。
まず、私が一番気をつけていたのは受動喫煙です。
副流煙は赤ちゃんにとってもっとも悪影響を与えますから、当たり前で
すが同じ部屋では絶対に吸いませんでした。
またお散歩や公園などに行ったときもいっさい吸いません。
そして母乳をあげるタイミングと喫煙のタイミングもしっかり計りまし
た。
体内に入ったニコチンは、約1時間から2時間ほどで減り始めるそうです。
ですので授乳後すぐに吸ったら、その後は2時間以上吸わないようにす
るなど、少しでもタバコの害を減らす努力は怠らないようにしてました。
タバコを吸うなら、母乳をやめてミルクにすればよいと思う方もいるか
もしれません。
まとめ
ですが、母乳を飲んでいる赤ちゃんの方がミルクで育った赤ちゃんより
も、副流煙による気管支炎やSIDSのリスクが低いのです。
つまり喫煙していても母乳はあげた方が良いので、後はできるだけ本数
を減らしたり、煙や有毒物質に触れないようにしてあげるといいと思い
ます。