目黒のさんま祭り2017?なぜ目黒でサンマ祭りの由来!
毎年9月に開催されている目黒のさんま祭りを楽しみにされて
いる方も多いのではないでしょうか。毎年大勢の人出となる
目黒のさんま祭りですが、どうして目黒でさんまなのでしょう。
目黒でどうしてさんまなのか、また今年2017年の日程や混雑状
況などについてご紹介していきましょう。
目黒のさんま祭り2017日程と場所?
目黒のさんま祭りは、毎年9月に開催される「目黒のSUNまつり」
イベントの一つです。目黒駅前商店街復興組合青年部が主催す
る目黒のさんま祭りは、平成8年にスタートし多のですが今や大
勢の人が楽しみにしている一大イベントとなっています。
品川区役所が後援となっており、毎年9月の第一日曜日か第二日
曜日に開催されています。日曜日の開催ということもあって目
黒のさんま祭りの日には、無料配布されるさんまを目指して長
蛇の列が出来ていますよ。
2017年の日程は、9月の第一日曜日の9月3日が予定されています。
時間は10時から14時までが予定されており、会場となるのは東
京都品川区上大崎にある目黒駅前商店街です。
例年の人出はおよそ3万人ということですから、その注目度の高
さがお分かりいただけるかと思います。目黒のさんま祭りへのア
クセスは、地下鉄目黒駅東口を下車すればすぐそこです。
目黒駅を降りれば、目黒のさんま祭り当日はすでにさんまの焼け
るにおいが漂ってきそうなほどに盛り上がっていますよ。例年3
万人もの人出となる理由は、炭火焼きさんまの無料配布に新鮮生
さんまの無料配布、さらに目黒のさんま寄席が無料で観られると
いう嬉しい特典があるからです。
目黒のさんま祭りは誰でも参加でき、参加料などももちろん無料
です。これだけの大盤振る舞いのお祭りですから、目黒のさんま
目指して早朝から大勢の人が集まってくるのも納得ですね。
目黒のサンマ祭りの由来!
毎年大盛況で終わる目黒のさんま祭りですが、どうしてさんまと
ゆかりのなさそうな目黒でさんま祭りなの?という疑問が湧いて
くる方も多いでしょう。
しかし落語が好きな方は、魚も獲れないであろう目黒でさんま祭
りが開催されているのかお分かりのはずです。実は、目黒のさん
ま祭りの由来となったのは落語の噺から来ているのです。落語の
噺ということで、長くなるので簡単にその内容をまとめてみました。
とある殿様が目黒まで馬に乗って出かけたところ、お弁当を忘れ
てきてしまいます。お腹を空かせるお殿様一行がいる場所に、さ
んまが焼ける良いにおいが漂ってきます。
空腹に耐えきれなかったお殿様は、そこで焼きたてのさんまを分
けてもらいそのあまりの美味しさに感動します。しかしさんまは
庶民の魚なので、お殿様の御膳で出てくることはありません。
ある日そのお殿様は親戚の家に招待され、好きなものを食べられる
ということでさんまを注文します。しかしさんまがあるはずもなく、
急いで家来がさんまを買ってきて調理しますが、さんまの脂が身体
に悪いからとさんまを蒸して脂を抜いたものを出したのです。
あまりのまずさにがっかりしたお殿様は、どこでさんまを買ってき
たのかと家来に問います。そこで「日本橋魚河岸です」と答えた家
来にお殿様は「それはいかん、さんまは目黒に限る!」と返したと
いうお話です。
さんまは目黒に限る!というオチがある落語の噺から、目黒のさん
ま祭りが始まったというわけです。落語の噺にあるように目黒のさ
んま祭り当日には、お殿様が食べたであろう脂のしたたる美味しい
さんまが良いにおいを漂わせながらたくさん焼かれていますよ。
待ち時間や混雑状況は?
目黒のさんま祭りでは、先ほども紹介したように焼きたての炭火焼
さんまや新鮮生さんまが無料配布されるとあって、お祭りが開始さ
れる10時前にはすでに長蛇の列が出来ています。毎年5000匹から
7000匹ものさんまを炭火焼きにして訪れる人たちに無料配布してい
ます。
なんと当日は、早朝6時の時点でもすでにたくさんの人が集まって
いるというから驚きです。目黒のさんま祭りがスタートする10時に
1番にさんまをもらうためには、5時くらいには並ばないといけない
ようです。
悠長に10時の開始時間目指して会場に駆けつけても、焼きたてさん
まや新鮮生さんまはもらえない可能性が高いそうですね。開始前に
列に並んだとしても、3時間から5時間待ちは当たり前の状況になる
のだそうですよ。
このように例年かなりの混雑ぶりで、11時半にはすでに無料配布が終
わることも珍しくないということです。早朝に駆けつけることができ
ない方や何時間も並ぶのは無理と言う方は、有料のさんまも販売され
ているのでこちらをゆっくりと購入した方が良さそうです。
9月の第一日曜日と言えば、まだまだ日本は猛暑です。並んでるうち
にバテてしまわないように、飲料水や日傘などをしっかりと準備して
おくことが大切です。もしも無料のさんまがもらえなくても、目黒の
さんま寄席が入場無料で観覧できるのでこちらも楽しみですね。
まとめ
目黒のさんま祭りは、落語の噺が由来となって始まったのですね。脂
がたっぷり乗った美味しいさんまを目指して、今年は頑張って早朝か
ら出かけてみてはいかがでしょう。