流産しやすい時期は?原因や兆候は?

公開日:  最終更新日:2018/08/29

[`yahoo` not found]
[`evernote` not found]
LINEで送る

妊娠してもさまざまな原因で流産してしまうことがあります。

元気な赤ちゃんが生まれていくるのを待ち望んでいても、流産を経験す
る女性は少なくありません。

これから妊娠出産を控えている女性は流産のことについてもきちんと知
っておきましょう。


流産しやすい時期は?

すべての妊娠中、およそ15%の確率で流産が起こると言われています。

そもそも流産には、自然に妊娠が中断してしまう自然流産と人工的に流
産を起こす人工流産があります。

一般的には流産と言えば、前者の自然流産のことを意味します。
人工流産の方は、妊娠中絶と呼ばれるのが一般的ですね。

どんなに気を付けていても流産がしてしまうことも。

また最も流産しやすい時期があるのですが、それは妊娠9週の壁とも呼
ばれています。

妊娠9週目は妊娠3か月と2周目で、この頃になるとママのお腹は少しず
つふっくらしてきて胸も大きくなってきます。

徐々に体型が変わってくる頃なので、マタニティ用の下着などが必要に
なってきます。

母子手帳ももらえる時期で、赤ちゃんがお腹にいる実感がわいてくるで
しょう。

赤ちゃんを授かっという喜びと不安でいっぱいの時期なのですが、流産
しやすい時期でもあります。

流産は起こる時期によって早期流産と後期流産に分けられているのです
が、妊娠12週未満に起こったものは早期流産となります。

妊娠12週目から22週未満に起こる流産は後期流産と呼ばれています。

全流産のうち80%を占めているのは12週未満に起こる早期流産の方で、
中でも妊娠7週目から9週目までは最もリスクが高いと言われているので
す。

妊娠したことが分かり身体つきにも変化が出てきて喜びに浸っている時
期なのですが、妊娠7週から9週目までは流産しやすい時期であることを
知っておきましょう。

妊娠9週目を何事もなく経過することが出来れば、流産が起こるリスク
もグンと下がります。

この時期さけ過ぎれば一安心なので、妊娠9週の壁と言われているので
すね。

またこの頃は、激しい吐き気や嘔吐、ムカムカや胃痛など、つわりの症
状がピークとなる時期でもあります。

その意味でもママにとって辛い妊娠の壁となるでしょう。

早期流産は特にどんなにママが注意していても防げるものではありませ
ん。

とても辛いことですが、ママのせいではありませんよ。
妊娠6週目くらいになると胎児の心拍数が確認できるように。

エコー検査で胎児の心拍が確認出来るまでの流産が多く、この心拍確認
が出来れば流産のリスクも下がると言われているのです。

胎児の心拍が確認できれば一安心だと昔から言われていました。
ただし、心拍確認が出来た胎児でも成長出来くなるケースがあります。

ですから9週目を経過するまでは安心は出来ないのです。


流産する原因や兆候は?

ママの努力だけでは防ぐことが出来ないのが流産です。
では、なぜ流産してしまうのでしょうか。

流産する原因は人によってさまざまです。

まず、子宮の形に何かしらの問題があれば流産のリスクが高くなると言
われていますよ。

双角子宮や弓状子宮、重複子宮などもともと子宮の形に奇形があると流
産しやすいのですが、手術で改善することが。

また、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮内腔癒着症などの子宮内膜の機能不
全も流産のリスクを高めます。

他に、黄体機能不全も流産の原因となります。

黄体機能不全とは、排卵が行われた後に卵巣から十分に黄体ホルモンが
分泌されないない状態のことです。

その結果、胎盤が正しく形成されないために胎児の成長も止まってしま
うのです。

卵巣の代謝が悪化していることで黄体機能不全が起こりますが、脳下垂
体から分泌される黄体ホルモンが減少することで起こるケースもあると
言われています。

子宮に問題があるケースや黄体機能不全が流産の主な原因と言われてい
ますが、遺伝も関係しているとも。

親の卵子や精子に何か問題があればそれを子供が受け継ぐからというこ
となのですが、親が流産すればその子どもも流産しやすいかと言えばそ
うではありません。

それよりも、流産しやすい体質はストレスや冷えなど日常生活の方が大
いに関係していますよ。

また流産は妊婦さんの年齢も影響しているようです。
35歳以上の妊婦さんは年齢が上がるほどに流産率が高くなっていますよ。

30歳から39歳までの妊婦さんの流産率は20%ほどで、40歳以上になれば
40%ほどと倍になっています。

30代後半から急激に流産のリスクが上がっているのですが、これは受精
卵の染色体異常が増加することが原因だと言われています。

では流産が起こる時には何かしらの兆候があるのでしょうか。

急に大量の出血があった場合、切迫早産になる可能性があるのですぐに
病院に連絡しましょう。

茶色の出血なら過去の出血なので、他に体調に異変がなければ問題はな
いでしょう。

少しでも出血が続くようだったり血の塊が出るようなら流産や切迫流産
のリスクがあります。

かかりつけの病院に連絡をして医師の指示に従いましょう。

出血の他に、お腹のハリや腰痛、腹痛、基礎体温の低下やつわりが軽く
なるなどの症状にも注意して下さいね。


まとめ

流産しやすい時期や原因、兆候についてまとめてみました。

直視したくない現実ですが、どんな人でも流産の可能性は0ではないので
正しい知識を持っておきましょう。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑